お金を借りたいが審査が通らない!その原因と対処法とは?

急な出費や早めに現金を手元に用意したい場合。
多くの人にとってカードローンは現実的な選択肢として、頭に浮かぶことでしょう。
それでもカードローンは望めば誰でも利用可能な商品ではありません。
お金の貸し借りが発生する以上、それぞれのカードローン会社で審査が実施され、審査に通過して初めてキャッシング利用が可能となるのです。
ただ、カードローン審査に通らない人にとっては、その原因や対処法を知っておくことが後々を考えても重要になってきます。
カードローン審査に関する基礎知識や審査基準、また実際に審査に落ちてしまった際の対処法などを今回は詳しく解説することにしましょう。
目次
カードローンの基礎的な知識をチェック!審査との関係性も

今やカードローンは消費者金融、銀行含め、数多くの会社が手掛ける商品です。
金利や審査時間、融資限度額もそれぞれ異なる為、一概に全てのカードローンをひとくくりに語ることはできないのです。
とはいえ、どのようなカードローンでもほぼすべて共通している項目も多く存在し、審査に与える影響を考察するうえでは重要な要素と言えるでしょう。
審査に通るかどうかを判断するうえでも、まずはカードローンの基礎的な知識について一通りチェックしてみてください。
お申し込み資格について
銀行カードローン、消費者金融、いずれの場合も基本的にカードローンには「お申し込み資格」や「お申し込み条件」なるものが設けられています。
これらはただの一般的な認識ではなく、各社が公式にリリースしている内容ですのでカードローン申し込み前には必ず該当のサイトなどにてお申し込み資格を確認しておきましょう。
ちなみに多くのカードローンで見られるお申し込み資格に関しては、以下のような内容が基本的です。
■年齢に関する資格:20歳以上~65歳前後まで(20歳以上は基本全社共通、年齢上限な60~70歳の間でカードローンごとに開きあり)
■収入に関する資格:安定して定期的な収入を得ているいこと(基本全社共通)
法的な要因もあり、基本的に19歳以下のカードローン利用はできません。
また、収入に関してですが「安定」「定期的」というワードが重要で、これはつまり、働きながら毎月同じタイミングで一定以上の収入を得ていることを意味しています。
その為、日雇い労働や完全歩合性などの場合、収入面において条件を満たさない場合もありますので注意しましょう。
必要書類について
キャッシング可能な状況に至るまでには、いくつかの書類を申し込み者側で用意しなければいけません。
ただ、どのような書類を提出するかはカードローンごとに異なりますので、こちらも事前にチェックしておくのが無難でしょう。
人によっては必要書類を用意できず、カードローン利用を諦める…などという事態にも陥りかねないのです。
基本的にカードローン申し込みを行った際に提出を求められる書類は以下の2点。
■本人確認書類(運転免許証、パスポートなど)
■収入証明書類(給与明細書、確定申告書など)
上記2点が必要書類の基本ですが、要するに各カードローンごとに提出を認めている書類の種類が異なるため注意が必要になります。
例えばA社であれば本人確認書類として健康保険証を認めているが、B社ではNG、といった具合です。
申し込み前には該当のカードローンで認められている書類を用意できるか、前もって確認しておいてください。
カードローン審査に通らない理由

カードローンの審査基準は各社でそれぞれ異なります。
しかし、主だった審査落ちの原因はいくつか挙げることが出来ますので、順に見ていきまししょう。
■他社からの借入が多すぎる
まず消費者金融の場合、総量規制という貸金業法上の取り決めが適用されるため、年収の1/3を超える貸し付けは行えません。
その為、他社からの借入額によっては審査に落ちてしまいます。
また借入額とは別に借入件数もキャッシング審査ではひとつの判断材料とされます。
概ね3件以上の他社からの借入があると、「自分のお金をうまく管理できない」「何らかの問題があるため1社ごとの融資限度額が低く、その為複数他社のキャッシングを利用している」と判断され、審査に落ちてしまう可能性が高くなります。
■クレジット・ローン関係の支払い滞納
クレジットカードおよびローン関係の支払いを長期間滞納していたり、複数にわたり支払いの遅延があると、「信用性が低い」とみなされ、カードローン審査通過はかなり厳しくなります。
■自己破産、債務整理をしている
自己破産や債務整理はある意味「借金を踏み倒す行為」とも言えますので、該当の履歴が残っている場合は、まず審査に通らないと考えましょう。
■申し込みブラック
短期間の間に複数(3社以上が目安)のクレジット、ローンなどに申し込みを行っている場合、カードローン審査ではマイナスに働くことがあります。
複数同時に申し込む=本人が自分に何らかの問題があると認識している、と判断されやすく、また良からぬ使い道であると疑われる要因ともなるのです。
■収入や勤務先
収入形態(収入を得る時期が不定期、など)や収入があまりにも低い場合は返済能力不足と判断されることがあります。
また、勤務先への在籍期間が短すぎると、すぐに退職してしまう確率も高いと判断され、審査ではマイナスに響く可能性も高まります。
■虚偽の申告
カードローンはお金の貸し借りを意味する契約です。
その為、何よりも信用が第一。審査に通過しようとして自己申告する情報を偽ったり良く見せようとしてウソがバレると、当然審査には大きくマイナスの影響を及ぼします。
またそのつもりがなくとも記載ミスや申告ミスを行ってしまった場合も、虚偽申告と判断されるケースがありますのでお申し込み時などは特に注意しましょう。
カードローン審査に落ちてしまった際の対処法

明らかに問題がある場合は別として、カードローン審査は受けてみないと通るかどうか分からないことも少なくありません。
では実際に落ちてしまった場合、その後の有効な対処法はあるのでしょうか?
審査に落ちてしまった原因ごとに、いくつかの対策をご紹介しましょう。
信用情報に問題がある場合
審査に落ちてしまう理由を前項で紹介しましたが、その多くには信用情報が関係しています。
そもそも信用情報は、クレジット・ローンに関する個人のあらゆる情報をまとめたものであり、カードローン審査でも柱となる重要な判断材料。
クレジット・ローン関係の支払い情報はもちろん、破産や債務整理、各種申し込み情報等も詳しく記されているため、信用情報に問題があるかどうか理解しておくことは非常に重要です。
そこでカードローン審査に落ちてしまった場合は、自分の信用情報をチェックしましょう。
信用情報は独立した第三者機関で管理されており、本人であれば開示して閲覧が可能になります。
もしその中で問題(支払いの遅延や延滞情報等)が見つかったのであれば、該当情報が信用情報内から消えるまで待った方が無難です。
信用情報内に登録されている情報は、その内容ごとに保存期間が定められていますので、問題箇所の保存期間が過ぎてから再びカードローンに申し込めば、以前とは異なる結果を得られるかもしれません。
収入や他社からの借入に問題がある場合
これらが原因で審査に落ちてしまったのであれば、やはり該当箇所の改善に努めるのが最も効果的です。
他社からの借入が複数存在するのであれば、一つでも多く完済して件数を減らしましょう。
何より完済はカードローン審査において「お金をしっかり返済した」という実績に分類されることも少なくありませんので、改善策としては有効な手段です。
また、収入面も場合によっては改善が可能です。
特に在籍期間(入社して数か月、など)があまりにも短い場合は、同じ勤務先で在籍期間を積み上げるだけでも審査時の評価はアップしやすくなります。
その他、年収がアップしたタイミングや、雇用形態が変わったタイミング(アルバイトから正社員、など)で改めてカードローンへ申し込むのもひとつの手ではあるでしょう。
審査が気になるなら消費者金融
最近では低金利で信頼度も高い銀行カードローンを選ぶ人も増えてきました。しかし、銀行カードローンは消費者金融と違い、融資の条件として「保証会社の保証をうけること」が基本的になっています。
その為、銀行と保証会社両方の審査を受ける必要があり、審査の難易度も高くなりがち…。
実際、審査通過率では消費者金融に大きく分があるとのデータもあります。
特に銀行カードローンにて審査落ちしてしまった人の場合は、自分自身で原因箇所の身き分けを行ったうえで、審査に通ることを優先するならアコム審査など消費者金融を選ぶのもひとつの選択肢といえるでしょう。
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